捨てたもんじゃない
今日、仕事終わりに初めて一人でファミレスに行きました。
晩御飯を作る元気もなく、ただ少しのみたい気分。この時間になると居酒屋も開いていない、というかそもそも自宅の近くに居酒屋がない僻地なので、どうしたもんかと思い、電車から降りてフラフラ歩いてると、ガストがありました。
「ガストか・・・」
今までだいたいの「一人〇〇」をしてきました。一人居酒屋、一人カラオケなど「一人〇〇」はもう何も怖くないと思ってました。が、一人ファミレスはやったことがありませんでした。なんとなく避けてきてました。「ファミリーレストラン」と、わざわざファミリーを押してきているレストランに単身突撃するような真似ができませんでした。
「いらっしゃいませー、何名様でしょうか」
「い、一名です・・・」
「あっ、、一名様ご案内しまーす!」
「いらっしゃいませー!」
「一名様こちらどうぞー」
「ねえ見て、あの人ファミレスなのに一人で来ちゃって」
「ファミリーの意味分かってるのかしら」
「おかあさーん、なんであの人一人なのー?」
「一名様ご注文はいかがいたしましょうか?」
「み、ミックスグリルで・・・」
「テーブル3番の一名様、ミックスグリルでーす!」
「一名様ありがとうございまーす!」
こうなることが目に見えている。入れるわけがない。しかし今日はもうお腹も空いてる、さくっとビールも飲みたい・・・。
行くしかない・・・。
いま、重い扉が開かれる。
「いらっしゃいませー、何名様でしょうか?」
「い、一名です・・・」
「喫煙・禁煙とありますが、いかがいたしましょうか」
「き、禁煙で・・・」
「こちらどうぞ」
なんと紳士的な対応。そして店内を見渡すと、意外とお一人様が多かった。味方がこんなにもいれば、気が大きくなれる。
「生中と、ポテト、チキンカツひとつ」
何事も、やってみなければわからないもんですね。
では。また。